●発見
昭和24年兵庫県六甲山系の金鳥山の山頂にある狐塚とよばれる芦屋道満の墓で、楢崎皐月(ならさきこうげつ)は平十字(ひらとじ)と名乗る老人と出会う。
その老人は八鏡文字という古代文字で書かれた巻き物を御神体としていた。楢崎はその筆写を許されたものが「カタカムナ」である。成立、作者は不明。●内容
平十字によると、昔、カタカムナ神を崇める一族が、天孫族に滅ぼされた。一族の長は九州で亡くなったという。
表記方法は特徴的で、中心に三種の図形のいずれかが配置され、そのまわりにカタカムナ文字が内側から右回りに螺旋を描いている。この螺旋状(文字数30のものが多い)のものが1つの歌や文書になっている。
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