探求ノート 「古事記への疑問」
しかし、何度も読み返すうちに、不自然さを感じるようになったのである。神話と呼ぶには生々しく、史書と呼ぶには作為的な匂いがする。
この不自然さを追求していけば古代日本史の謎が見えてくるのではないだろうか。素人の思い付きで始めることにした。まずは『古事記』の上巻(神代)部分を中心に取り上げていく。
1999/5