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探求ノート
「鍵を握るスサノヲ」
『古事記』の中で、スサノヲは二面性を持っている。
高天原で乱暴をはたらいた邪神スサノヲ。そして、八俣の大蛇を退治した英雄神スサノヲ。
物語上、スサノヲはアマテラスの弟となっているが、それは古事記神話を作り上げる為の偽りであろう。スサノヲとアマテラスの関係は、敵同士あるいは主従関係といった間柄だったのではなかろうか。
何故スサノヲは高天原追放となったのか。何故スサノヲはアマテラスの弟とされたのか。これらの謎が解ければ神代の史実が見えてくるのではないだろうか。スサノヲは、神代を解く鍵を握る人物なのである。1999/6/1
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